“ともら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
54.5%
18.2%
18.2%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともらいばかりでも日に五六組無い事あ、滅多めったにないからね。まあやる気なら本気にやって御覧なさい。腰を掛けてちゃ、足が草臥くたびれるだろう。こっちへ御上り
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
平常つねは道理がよく了解わかる人では無いか、気を静めて考へ直してくれ、植村の事は今更取かへされぬ事であるから、跡でもねんごろともらつて遣れば、お前が手づから香花かうはなでも手向たむければ
うつせみ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
敵討かたきうちなぞを仕様といわねえで兎も角もおらア弟子に成ってとっさまや母さまや兄さん姉さまの追善供養をともらったがかろうと勧めて、坊主になれといってもならねえだから、和尚様も段々可愛がって
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
また諸所しよしよ修道院しうだうゐんともらつて、もはや此世このよない会友くわいいうためいのりげ、其名そのな巻物まきものきとめて、てらからてらへと其過去帳そのくわこちやう持回もちまはつたなら、みんなさぞよろこことであらうが、だい