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慟
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どう
ふりがな文庫
“
慟
(
どう
)” の例文
と
急
(
せ
)
き立てられ、孝助は止むを得ず形見の一刀腰に打込み、包を片手に立上り、主人の
命
(
めい
)
に随って脇差抜いて主人の
元結
(
もとゆい
)
をはじき、大地へ
慟
(
どう
)
と
泣伏
(
なきふ
)
し
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
然れども思え、いたずらに哭して
慟
(
どう
)
して、墓前の花に
灑
(
そそ
)
ぎ尽したる我が
千行
(
せんこう
)
の
涙
(
なんだ
)
、果して慈父が泉下の心に
協
(
かな
)
うべきか、いわゆる「父の
菩提
(
ぼだい
)
」を
吊
(
とむら
)
い得べきか。
父の墓
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
引拔
(
ひきぬき
)
彌七の
眉間
(
みけん
)
より眼へ
掛
(
かけ
)
て切付たれば彌七はヤレ人殺し/\とて
迯
(
にげ
)
んとするを
疊
(
たゝみ
)
かけて右の腕を
切落
(
きりおと
)
すに
慟
(
どう
)
と
倒
(
たふ
)
るゝ處を太七は
慄
(
ふる
)
へながら取て押へる中町内より人々立出樣子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
慟
漢検1級
部首:⼼
14画
“慟”を含む語句
慟哭
哀慟
慟哭的
大慟
悲慟
慟傷
慟悸