“都留”の読み方と例文
読み方割合
つる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを都留つるなる郡名の起りであるとし、後になって嘉名の鶴の字が代用されたことは、あたかも桂川の桂の字が蔓に縁のある葛であったのに
マル及ムレについて (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
旦那さまがお呼びだからお居間へ伺うように、そう云われたとき都留つるはすぐ「これは並の御用ではないな」と思った。
晩秋 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
この谷間の、この部分だけは白昼のように明るいけれども、周囲は黒闇々こくあんあんに近い山々。僅かに二日の月が都留つるの山のに姿を見せているばかりです。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)