“鉉”の読み方と例文
読み方割合
つる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外は今日も暑い日が照りはじめているらしい。路次のなかの水道際すいどうぎわに、ばちゃばちゃという水の音がしてバケツのつるの響きがはしゃいで聞えた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
新年には必ず甘い酒が出されるが、それに使用する特別な器は、急須のような注口を持っており、つる即ち磁器なり陶器なりの柄は、器の胴体と同一片である。
柄は長さ約三フィートの、軽くて丈夫な竹で、籠細工の胴体はつるで柄とつらなり、鉄の縁がついている。