“中傷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうしょう60.0%
あてこすり20.0%
ちゆうしやう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梶はそんなに反対の安全率の面から探してみた。絶えず隙間すきまねらう兇器の群れや、嫉視しっし中傷ちゅうしょうの起すほのおは何をたくらむか知れたものでもない。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)
もっとも陰口中傷あてこすりは概して解かれぬままに鵜呑うのみとなれど、つるべ放つ攻城砲のみはいかに超然たるお豊も当たりかねて、恋しき人のうちならずばとくにも逃げいだしつべく思えるなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
某は心中ふか立腹りつぷくして、ほかの事にかこつけて雲飛を中傷ちゆうしやうつひとらへてごくとうじたそして人を以てひそか雲飛うんぴつまに、じつは石がほしいばかりといふ内意ないゝつたへさした。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)