中傷ちゅうしょう)” の例文
梶はそんなに反対の安全率の面から探してみた。絶えず隙間すきまねらう兇器の群れや、嫉視しっし中傷ちゅうしょうの起すほのおは何をたくらむか知れたものでもない。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)
王給諌は王侍御の河南道を監督していることをみきらって、中傷ちゅうしょうしようとした。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
我利々々亡者がりがりもうじゃれんが他の者の事業を妨害ぼうがいしたり、競争者を中傷ちゅうしょうしたり、人身攻撃じんしんこうげきをしたり、捏造説ねつぞうせつをはいたり、その他卑劣ひれつな方法によりて得る利益は、僕のいう最良の利益とはあい反するものである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)