ゆんづる)” の例文
はじめ、彼等はに弓矢をって、頭上の大空へ矢を飛ばせた。彼等の弓の林の中からは、勇ましいゆんづるの鳴る音が風のように起ったり止んだりした。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
たまあがる時、巫子は、くうを探って、何もない所から、ゆんづるにかかった三筋ばかりの、長い黒髪を、お稲の記念かたみぞとて授けたのを、とやせんとばかりでまよいちまた
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)