“下弦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かげん80.0%
げげん10.0%
げゞん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船が洋上へ出るにしたがい、さすが波のうねりは高く、またどこかには月の色があわかった。下弦かげんの月である。親船の黒い帆蔭になっている。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今の月が上弦だろうが下弦げげんだろうが、今夜がクリスマスだろうが、新年だろうが、外の人間が為合しあわせだろうが、不為合せだろうが構わないという風でいるのね。
下弦げゞんつき皓々かう/\わたりて、金蛇きんだはしらすなみうへには、たゞ本艦ほんかん蒸滊機關じようききくわんひゞきのみぞすさまじかつた。