“弦斎”の読み方と例文
読み方割合
げんさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中には一時大阪で盛んに人気をかして弦斎げんさい以後の全盛を極めた渡辺霞亭わたなべかていの旧名朝霞や、不幸にして早世して今では殆んど忘れられた慶応出身の小説家井上笠園いのうえりゅうえん
大谷光瑞こうずいの『食』、村井弦斎げんさいの『食道楽』、波多野承五郎の『食味の真髄を探る』、大河内正敏の『味覚』など、それぞれ一家のげんを表わしてはいるものの、実際、美味問題になると
美食七十年の体験 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
弦斎げんさい春葉しゅんようの作は広く読まれたにしても、その範囲は低級者に限られて高級知識階級に及ばなかった。紅葉のはこれに反して高級者にも低級者にも学者にも無学者にも男にも女にも愛読された。