“光瑞”の読み方と例文
読み方割合
こうずい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武子さんはそうした家柄の、本派本願寺二十一代法主明如上人ほっすみょうにょしょうにん(大谷光尊こうそん)の二女に生れ、長兄には、英傑とよばれた光瑞こうずい氏がある。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
大谷光瑞こうずいの『食』、村井弦斎げんさいの『食道楽』、波多野承五郎の『食味の真髄を探る』、大河内正敏の『味覚』など、それぞれ一家のげんを表わしてはいるものの、実際、美味問題になると
美食七十年の体験 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
印度では光瑞こうずい法主一行の、随行員も多くにぎわしくなった。少女時代をとりかえしたように武子さんが振舞うと、明るい笑声のうちに、いつも姿を見せないのが良致氏であったという。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)