“やはず”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤハズ
語句割合
矢筈84.2%
10.5%
箭筈5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あそこに茂った矢筈やはずぐさが、兎角とかくそこらにはびこりますが、いささかのこしてそのほかを刈りとりましてよろしゅうござりますか?」
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
一月の後、百本の矢を以て速射を試みた所、第一矢が的に中れば、續いて飛來つた第二の矢は誤たず第一矢のやはずに中つて突き刺さり、更に間髮を入れず第三矢の鏃が第二矢の括にガッシと喰ひ込む。
名人伝 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
云い終わると箭筈やはずを弦に宛て、グーッとばかり引き絞った。
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)