“予知”のいろいろな読み方と例文
旧字:豫知
読み方割合
よち50.0%
わか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昼間ひるま、もうだいぶ青々あおあおびた麦圃むぎばたけとおっている時分じぶんにも、ただならぬかぜのけはいを予知よちしたのであるが、れてから、いっそうその不安ふあんくなってきたのでした。
縛られたあひる (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ああ、あれッきり手紙一本来ないそうだよ。西宮さんが出した手紙の返事も来ないそうだよ。だがね、人の行末というものは、実に予知わからないものだねえ」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)