“御猶予”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごゆうよ90.9%
ごいうよ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「私は天満てんまの目明し万吉と申すものでござります——。しばらく、御猶予ごゆうよを願いとう存じます」
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ではあたくし、これから鳥度ちょっと行って調べて参ります。四五日の御猶予ごゆうよを下さいませ
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それを聞いた時、瀬田は「暫時ざんじ御猶予ごいうよを」と云つて便所につた。小泉は一人いつもの畳廊下たゝみらうかまで来て、脇差を抜いて下に置かうとした。此畳廊下の横手に奉行の近習きんじゆ部屋がある。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)