“ごゆうよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
御猶予100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何とぞ、両三日の間、切腹の儀御猶予ごゆうよの上、もう一応、御詮議のほどを願い上げまする
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日むを得ません主命で、主人も少々現金の必要に迫られましたものですから止むを得ず期限通りにお願い致しまする次第で、何の御猶予ごゆうよも致しませんで、誠に恐縮きょうしゅく致しておる次第でござります。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
「——御猶予ごゆうよはなりませぬ。秀次様の御人数、総くずれと、聞えてまいりました」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)