“伊予簾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いよすだれ60.0%
いよす40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
静かに縁側へお上がりになり、格子に隙間(すきま)の見える所へ宮はお寄りになったが、中の伊予簾(いよすだれ)がさらさらと鳴るのもつつましく思召(おぼしめ)された。
源氏物語:53 浮舟 (新字新仮名) / 紫式部(著)
むかし、小堀孤蓬庵が愛玩したといふ古瀬戸(こせと)の茶入「伊予簾(いよすだれ)」を、その子の権十郎が見て
侘助椿 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
喪の家として御簾(みす)に代えて伊予簾(いよす)が掛け渡され夏のに代えられたのも鈍(にび)色の几帳(きちょう)がそれに透いて見えるのが目には涼しかった。
源氏物語:36 柏木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
彼女は縁側にちかい伊予簾(いよす)のかげに茵(しとね)を敷いていて——縁側には初夏ならば、すいすいと伸びた菖蒲(しょうぶ)が、たっぷり筒形の花いけに入れてあったり