伊予簾いよす)” の例文
喪の家として御簾みすに代えて伊予簾いよすが掛け渡され夏のに代えられたのもにび色の几帳きちょうがそれに透いて見えるのが目には涼しかった。
源氏物語:36 柏木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
彼女は縁側にちかい伊予簾いよすのかげにしとねを敷いていて——縁側には初夏ならば、すいすいと伸びた菖蒲しょうぶが、たっぷり筒形の花いけに入れてあったり