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己
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われ
ふりがな文庫
“
己
(
われ
)” の例文
己
(
われ
)
と籠を作って籠の中の鳥になって居るのが
可笑
(
おか
)
しくもある。但花や果物を無暗に
荒
(
あら
)
されたり、無遠慮なお客様に
擾
(
わずら
)
わさるゝよりまだ可と思うて居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
初て
死体
(
しがい
)
を見し時の驚きと恐れとは
何時
(
いつ
)
しか消えて次第に物の理を考うる力も
己
(
われ
)
に
復
(
かえ
)
りしかば余は
唯
(
た
)
だ
四辺
(
あたり
)
に在る
総
(
すべ
)
ての物に熱心に注意を配り熱心に考え初めぬ
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
果ては犬の影され見れば、
己
(
われ
)
ところんで、最初から負けてかゝる。それでも強者の歯をのがれぬ場合がある。
最早
(
もう
)
懲
(
こ
)
りたろうと思うて居ると、今度出る時は、
又候
(
またぞろ
)
跟いて来る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“己”の意味
《名詞》
おのれ。自分。
つちのと。十干の6番目。
(出典:Wiktionary)
“己”の解説
己(き、つちのと)は、十干の6番目である。
陰陽五行説では土性の陰に割り当てられており、ここから日本では「つちのと」(土の弟)ともいう。
(出典:Wikipedia)
己
常用漢字
小6
部首:⼰
3画
“己”を含む語句
自己
知己
己等
己惚
己達
利己主義
大己貴命
己酉
己丑
己卯
一己
妲己
己巳
己斐
克己心
己亥
塙保己
利己主義者
利己主義男
己未
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