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余
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われ
ふりがな文庫
“
余
(
われ
)” の例文
旧字:
餘
余
(
よ
)
は何者か、
余
(
われ
)
に近く
歩
(
あゆ
)
み寄る
跫音
(
あしおと
)
、続いて何事か囁く声を聞き侯ふが、
少時
(
しばらく
)
にして再び歩み
出
(
いだ
)
せば、……あゝ
何処
(
いづこ
)
にて捕へられしや。
夜あるき
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
牛!
余
(
われ
)
を助けよ、と思わず救を求めると、その黒い男が手を差伸べて、上からのし掛かる無限の重みを支えてくれる。
牛人
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
顧
(
おも
)
うに、
若
(
も
)
し隈公にして
余
(
われ
)
のこれに
与
(
あず
)
かるを許さず、諸君にして余を
擯斥
(
ひんせき
)
するあるも、余は
尚
(
な
)
お
自
(
みず
)
から請うてこの事に従い、微力ながらも余が力を尽し
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
抑又
(
はたまた
)
塩土老翁
(
しほつちのをぢ
)
に聞きしに曰く、東に
美地
(
よきくに
)
有り、青山
四周
(
よもにめぐれり
)
、……
余
(
われ
)
謂
(
おも
)
ふに、
彼地
(
そのくに
)
は必ず
当
(
まさ
)
に以て
天業
(
あまつひつぎのわざ
)
を
恢弘
(
ひろめのべ
)
て
天下
(
あめのした
)
に
光宅
(
みちを
)
るに足りぬべし、
蓋
(
けだ
)
し
六合
(
くに
)
の
中心
(
もなか
)
か。……何ぞ
就
(
ゆ
)
きて
都
(
みやこつく
)
らざらむや。
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
余望青山歸
余
(
われ
)
は青山を望んで帰る。
閑人詩話
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
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余望青山歸
余
(
われ
)
は青山を望みて帰る。
閑人詩話
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
“余”の解説
余(よ)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
“余”を含む語句
余程
残余
余光
剰余
余沫
有余
余裕
余燼
余波
零余子
磐余
余部
自余
余戸
余韻
持余
余計
余所行
余人
紆余曲折
...