“糊米”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のりまえ66.7%
のりまい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何處の藩の糊米のりまえを頂いたとも知れない、親代々の浪人者で、辯口がうまいのと、押出しが立派なのと、書畫骨董こつとうが少しわかるのを資本もとでに金持に取り入つて僞物を賣込んだり、才取りをしたり
何処の藩の糊米のりまえを頂いたとも知れない、親代々の浪人者で、弁口がうまいのと、押出しが立派なのと、書画骨董こっとうが少しわかるのを資本もとでに金持に取り入って偽物を売込んだり、才取りをしたり
「昔は五百石の御朱印ごしゆいんで」なぞと言つても、「乃公われの家の糊米のりまいだ」と京子の父は高をくゝつて道臣を見下げた。腹がめかけだといふので、長女には生れてゐても、京子は弟や妹ほど父に重んぜられなかつた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)