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自儘
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じまゝ
ふりがな文庫
“
自儘
(
じまゝ
)” の例文
よくも孝助を弓の
折
(
おれ
)
で
打
(
ぶ
)
ったな、それのみならず主人を殺し、
両人
(
ふたり
)
乗込んで飯島の家を
自儘
(
じまゝ
)
にしようと云う
人非人
(
にんぴにん
)
、今こそ思い知ったか
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
殺し置き
自儘
(
じまゝ
)
に
生害
(
しやうがい
)
なすと云は天下の大法知ぬに
似
(
に
)
て
武士
(
ぶし
)
たる者の爲こと成ず依て
暫時
(
しばらく
)
死
(
し
)
を
止
(
とゞま
)
り
夜
(
よ
)
明
(
あけ
)
るを待ち
奉行所
(
ぶぎやうしよ
)
へ名乘て出て
相應
(
さうおう
)
なる
處分
(
しよぶん
)
を受るが
至當
(
したう
)
なれば先其
刄
(
やいば
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
而して自称憂国家の作するところ多くは
自儘
(
じまゝ
)
なり。彼等は僻見多し、彼等は
頑曲
(
ぐわんきよく
)
多し。彼等は復讐心を以て事を成す。彼等は盲目の執着を以て業を
急
(
いそ
)
ぐ。彼等は夢幻中の虚想を以て唯一の理想となす。
富嶽の詩神を思ふ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
自儘
(
じまゝ
)
に好いた客の
傍
(
そば
)
へばかり行っていることは出来ませんもんですから、
漸
(
ようよ
)
う夜明になってこの座敷へまいりますると、うと/\しています様子。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
揮
(
ふる
)
つて庄兵衞を
討
(
うち
)
即座
(
そくざ
)
に
自害
(
じがい
)
し
果
(
はて
)
んと爲しは上のお
手數
(
てかず
)
を
省
(
はぶ
)
くの
御奉公
(
ごほうこう
)
天晴
(
あつぱれ
)
なる
擧動
(
ふるまひ
)
なり父武左衞門は
自儘
(
じまゝ
)
に
死
(
し
)
なんとする娘を止め
夫
(
それ
)
を引連
事柄
(
ことがら
)
を
委細
(
ゐさい
)
に
述
(
のべ
)
て
自首
(
じしゆ
)
する段
法度
(
はつと
)
を重じ上を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
当人が承諾しなければ
自儘
(
じまゝ
)
に人身売買をしてはならん。ところでお部屋からは噛んでふくめるように花里へ
説諭
(
せつゆ
)
しますが、何うしても
諾
(
うん
)
とは申しません。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と手紙を
認
(
したゝ
)
めて小三郎に送る、其の文面にもお刀をお手に入れるために、済まない事とは知りながら、お断りも致さず、
私
(
わたくし
)
は
自儘
(
じまゝ
)
に泥水に身を沈めましたが、一旦斯様な処へ這入りました身の上ゆえ
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
儘
漢検準1級
部首:⼈
16画
“自”で始まる語句
自分
自
自然
自棄
自惚
自由
自暴
自家
自動車
自宅