“かって”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勝手77.8%
庖厨18.1%
自由2.8%
厨房1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勝手かってなりくつをかんがえて、ぴょいと、木へ飛びつくと、これはまたあざやかなもの。なにしろ、本場ほんば鞍馬くらまの山できたえた木のぼり。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
玄関と庖厨かっての入口を兼ねた古風な土間へおり、そこにあった藤倉草履ふじくらぞうり穿いて、ばったの飛ぶようにぴょいぴょいと裏口から出て往った。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
俺らは本来兇状持ちさ、それで人里にいられずに、お前達の仲間へはいったんだが、さて中へ一旦はいってみると、里で想像したように、暢気のんきでもなければ自由かってでもねえ。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
またはずして、厨房かってに戻り、腰を叩いて
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)