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勝手
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かって
ふりがな文庫
“
勝手
(
かって
)” の例文
そして、だれか
見
(
み
)
ていぬかと
四辺
(
あたり
)
を
見
(
み
)
まわしますと、
勝手
(
かって
)
もとのところで、まだ
若
(
わか
)
い
女
(
おんな
)
が、
白
(
しろ
)
い
手
(
て
)
ぬぐいをかぶって
働
(
はたら
)
いていました。
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
勝手
(
かって
)
なりくつをかんがえて、ぴょいと、木へ飛びつくと、これはまたあざやかなもの。なにしろ、
本場
(
ほんば
)
鞍馬
(
くらま
)
の山で
鍛
(
きた
)
えた木のぼり。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今日ではこのアアチの下をば無用の
空地
(
くうち
)
にして置くだけの余裕がなくって、
戸々
(
ここ
)
勝手
(
かって
)
にこれを改造しあるいは破壊してしまった。
銀座
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
これほど明白に
判
(
わか
)
り切った事をおとよが
勝手
(
かって
)
我儘
(
わがまま
)
な
私心
(
わたくしごころ
)
一つで飽くまでも親の意に逆らうと思いつめてるからどうしても勘弁ができない。
春の潮
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
イヤイヤあれは
例
(
れい
)
によりて
人間
(
にんげん
)
どもの
勝手
(
かって
)
な
仮構事
(
つくりごと
)
じゃ。
乙姫様
(
おとひめさま
)
は
決
(
けっ
)
して
魚族
(
さかな
)
の
親戚
(
みうち
)
でもなければ
又
(
また
)
人魚
(
にんぎょ
)
の
叔母様
(
おばさま
)
でもない……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
それだのに、なぜ、昔から男は、食後でも人前でも
勝手
(
かって
)
に足を出し欠伸をし、云い度いことも云えるのに、女にそれが許されないのだろう。
女性の不平とよろこび
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
勝手
(
かって
)
口の方もまだ締りをはずしたばかりで、女中共がずっと勝手
許
(
もと
)
にいたのでございますから、とても知れぬ様に出て行くことは出来ません
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
おまえの
勝手
(
かって
)
だが、ただひとつ、この小べやだけは、けっしてあけてみることも、まして、はいってみることはならないぞ。
青ひげ
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
そのうちに
比叡山
(
ひえいざん
)
の
西塔
(
さいとう
)
の
武蔵坊
(
むさしぼう
)
というお
寺
(
てら
)
の
坊
(
ぼう
)
さんが
亡
(
な
)
くなりますと、
弁慶
(
べんけい
)
は
勝手
(
かって
)
にそこに
入
(
はい
)
りこんで、
西塔
(
さいとう
)
の
武蔵坊弁慶
(
むさしぼうべんけい
)
と
名
(
な
)
のりました。
牛若と弁慶
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「ヒトミちゃん。ぼんやりしているね。三次元世界ならポーデル博士に連れていってもらわなくても、ぼくらが
勝手
(
かって
)
にゆける世界なんだもの」
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
彼
(
かれ
)
は
詮方
(
せんかた
)
なくお
眠
(
やす
)
みなさい、とか、
左様
(
さよう
)
なら、とか
云
(
い
)
って
出
(
で
)
て
来
(
こ
)
ようとすれば、『
勝手
(
かって
)
にしやがれ。』と
怒鳴
(
どな
)
り
付
(
つ
)
ける
権幕
(
けんまく
)
。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「ふん、おめえまで、
余計
(
よけい
)
なことはおいてくんねえ。おいらの
足
(
あし
)
でおいらが
歩
(
ある
)
いてくんだ。どこへ
行
(
い
)
こうが
勝手
(
かって
)
じゃねえか」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
下は
獣類
(
じゅうるい
)
のあいだに
介在
(
かいざい
)
するものであるから、両者の性質を
兼備
(
けんび
)
し、自分の
勝手
(
かって
)
で
都合
(
つごう
)
よきほうに
較
(
くら
)
べ、ある時はみずから
尊者
(
そんじゃ
)
の敬称を
甘
(
あま
)
んじて受け
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
私
(
わたくし
)
はあの
救助係
(
きゅうじょがかり
)
の大きな石を
鉄梃
(
かなてこ
)
で
動
(
うご
)
かすあたりから、あとは
勝手
(
かって
)
に私の
空想
(
くうそう
)
を書いていこうと思っていたのです。
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ヂュリ
今
(
いま
)
すぐに
行
(
ゆ
)
くわいの。……
縁談
(
えんだん
)
を
斷然
(
ふっゝり
)
止
(
や
)
め、
予
(
わし
)
をば
勝手
(
かって
)
に
泣
(
な
)
かして
下
(
くだ
)
され。
明日
(
あす
)
使
(
つか
)
ひを
送
(
あ
)
げませうぞ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
勝手
(
かって
)
気ままに、あっちへ飛んだり、こっちへ飛んだりして、たがいにほかの
仲間
(
なかま
)
を
迷
(
まよ
)
わそうというのです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
旗本の
神尾主膳
(
かみおしゅぜん
)
はお預けから、とうとう甲府
勝手
(
かって
)
に
遷
(
うつ
)
されてしまって、まだ若いのに、もう浮む瀬もない地位に落されたが、当人はいっこう平気らしくあります。
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「てめえら、みんなぐるになって
勝手
(
かって
)
なことをしてやがるんだな。よし、どうするか見てやがれ。」
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
勝手
(
かって
)
に屋敷の中を通る小学校通いの子供の草履ばた/\で驚いて朝寝の
眠
(
ねむり
)
をさましたもので、
乞食
(
こじき
)
物貰
(
ものもら
)
い話客千客万来であったが、今は屋敷中ぐるりと竹の四ツ
目籬
(
めがき
)
や、
楆
(
かなめ
)
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
反抗的に言ったりもしましたが、本心ではわれわれの関係が解消されるものでないことをよく承知しながら、幾日も幾日も手紙一つやらずに私は
勝手
(
かって
)
な生活をしていたのです。
源氏物語:02 帚木
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
翌朝、郁治が眼をさましたころには、清三は
階下
(
した
)
で父親を手伝って
勝手
(
かって
)
もとをしていた。いまさらながら、友の衰弱したのを郁治は見た。小畑に聞いたが、これほどとは思わなかった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
この時に至ればもはや平生の厳しい法律も
宗規
(
しゅうき
)
もみな自由に解かれてしもうて、さながら魚が網から飛出して再び大海に泳ぎ出したかのごとくに、
銘々
(
めいめい
)
勝手
(
かって
)
に自分の思う儘をやるという有様です。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
「そんなら
勝手
(
かって
)
にするがいいよ。」
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
おじいさんは、わざと
勝手
(
かって
)
もとから、
門
(
もん
)
の
方
(
ほう
)
へまわりました。そして、
塀
(
へい
)
についている
節穴
(
ふしあな
)
から、
外
(
そと
)
のようすをのぞいて
見
(
み
)
ました。
日の当たる門
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
主人は目で細君を
制
(
せい
)
す。
勝手
(
かって
)
で子どもが
泣
(
な
)
きたったので細君は
去
(
さ
)
った。花前もつづいて立ちかけたのをふたたび
座
(
ざ
)
になおって
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
何卒
(
なにとぞ
)
神様
(
かみさま
)
のお
力
(
ちから
)
で
子供
(
こども
)
を
一人
(
ひとり
)
お
授
(
さず
)
け
下
(
くだ
)
さいませ。それが
男
(
おとこ
)
の
子
(
こ
)
であろうと、
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
であろうと、
決
(
けっ
)
して
勝手
(
かって
)
は
申
(
もう
)
しませぬ……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
口
(
くち
)
でそういわれても、
勝手
(
かって
)
を
知
(
し
)
らない
暗
(
やみ
)
の
中
(
なか
)
では、
手探
(
てさぐ
)
りも
容易
(
ようい
)
でなく、
松
(
まつ
)
五
郎
(
ろう
)
は
破
(
やぶ
)
れ
畳
(
たたみ
)
の
上
(
うえ
)
を、
小気味悪
(
こきみわる
)
く
這
(
は
)
い
廻
(
まわ
)
った。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
かくのごとくその理想なるものを実行するさいにその翻訳の任にあたる自分の考え一つで、
勝手
(
かって
)
次第に意味をとる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
そう信じているからこそ、
最初
(
さいしょ
)
にしめした、
試合掟
(
しあいおきて
)
にも、相手
方
(
がた
)
は
騎乗
(
きじょう
)
でも
徒歩
(
かち
)
でも
勝手
(
かって
)
しだいと
傲語
(
ごうご
)
したのだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
威張
(
いば
)
ってそう
云
(
い
)
いましたらもうその風は海の青い
暗
(
くら
)
い
波
(
なみ
)
の上に行っていていまの
返事
(
へんじ
)
も聞かないようあとからあとから
別
(
べつ
)
の風が来て
勝手
(
かって
)
に
叫
(
さけ
)
んで行きました。
サガレンと八月
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ご主人がいらっしゃるのを知らないままに、わたしが
勝手
(
かって
)
なことをしてしまいまして申しわけありません。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
早速右の肩が
瘤
(
こぶ
)
の様に
腫
(
は
)
れ上がる。明くる日は左の肩を使う。左は
勝手
(
かって
)
が悪いが、痛い右よりまだ
優
(
まし
)
と、左を使う。直ぐ左の肩が腫れる。
両肩
(
りょうかた
)
の
腫瘤
(
こぶ
)
で人間の駱駝が出来る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
そして、どこまでも、あとをつけていきましたが、お
勝手
(
かって
)
に近いところで、ふと豹のすがたを見うしなってしまいました。そこには、庭ばんの助造じいさんの部屋があります。
黄金豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
すると
為朝
(
ためとも
)
のために
大島
(
おおしま
)
を
追
(
お
)
われた
役人
(
やくにん
)
がくやしがって、ある
時
(
とき
)
都
(
みやこ
)
に
上
(
のぼ
)
り、
為朝
(
ためとも
)
が
伊豆
(
いず
)
の七
島
(
とう
)
を
勝手
(
かって
)
に
奪
(
うば
)
った上に、
鬼
(
おに
)
ガ
島
(
しま
)
から
鬼
(
おに
)
をつれて
来
(
き
)
て、らんぼうを
働
(
はたら
)
かせている、
捨
(
す
)
てて
置
(
お
)
くと
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「ごらん、あちらの
山
(
やま
)
も
森
(
もり
)
も、みんなはやまっ
白
(
しろ
)
になったから。」と、
兄
(
あに
)
はせわしそうにたきぎを
勝手
(
かって
)
もとへはこびながら、いいました。
ペスときょうだい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
我
(
わが
)
まま
勝手
(
かって
)
に
育
(
そだ
)
てられて
来
(
き
)
たおこのは、たとい
役者
(
やくしゃ
)
の
女房
(
にょうぼう
)
には
不向
(
ふむき
)
にしろ、
品
(
ひん
)
なら
縹緻
(
きりょう
)
なら、
人
(
ひと
)
には
引
(
ひ
)
けは
取
(
と
)
らないとの、
固
(
かた
)
い
己惚
(
うぬぼれ
)
があったのであろう。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
なぜかといえば、その
人選
(
じんせん
)
はとにかく、
争
(
あらそ
)
うべき
焦点
(
しょうてん
)
にはこちらになんの
相談
(
そうだん
)
もなく、こういう
無類
(
むるい
)
な
部門分
(
ぶもんわ
)
けをして、
勝手
(
かって
)
な
註文
(
ちゅうもん
)
をつけてきたのである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
つまり
自然界
(
しぜんかい
)
の
仕事
(
しごと
)
は
幾段
(
いくだん
)
にも
奥
(
おく
)
があり、いかに
係
(
かか
)
りの
竜神
(
りゅうじん
)
さんでも、
御自分
(
ごじぶん
)
の
力
(
ちから
)
のみで
勝手
(
かって
)
に
雨
(
あめ
)
を
降
(
ふ
)
らしたり、
風
(
かぜ
)
を
起
(
おこ
)
したりはできないようでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「さあ、ぼくの方が早いか。それとも牛丸君が勝ったか。なにしろ牛丸君は、この土地に生れた少年だから、山の
勝手
(
かって
)
はよく知っている。だから、ぼくはかなわないや」
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
もしノルムにして自己以外にあるものならんには、自分の
勝手
(
かって
)
にならぬことは確実である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
もうあとはおれたちの
懇親会
(
こんしんかい
)
だ、と云うつもりでめいめい
勝手
(
かって
)
にのんで勝手にたべました。ところが山男にはそれが大へんうれしかったようでした。しきりにかぶりかぶりとお酒をのみました。
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
と
勝手
(
かって
)
なことをいいながら、どんどん
逃
(
に
)
げ
出
(
だ
)
して行きました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
次郎
(
じろう
)
さんが、
怒
(
おこ
)
って
出
(
で
)
ていってしまった
後
(
あと
)
で、きよは、どうしていいかわからないので、
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
手
(
て
)
に
持
(
も
)
って、お
勝手
(
かって
)
もとで
泣
(
な
)
いていました。
気にいらない鉛筆
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして思い出すと、こんどはひとり
勝手
(
かって
)
なふしをつけて朗詠した。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
またその
桔梗
(
ききょう
)
いろの
冷
(
つめ
)
たい
天盤
(
てんばん
)
には
金剛石
(
こんごうせき
)
の
劈開片
(
へきかいへん
)
や
青宝玉
(
せいほうぎょく
)
の
尖
(
とが
)
った粒やあるいはまるでけむりの草のたねほどの
黄水晶
(
きずいしょう
)
のかけらまでごく
精巧
(
せいこう
)
のピンセットできちんとひろわれきれいにちりばめられそれはめいめい
勝手
(
かって
)
に
呼吸
(
こきゅう
)
し勝手にぷりぷりふるえました。
インドラの網
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
すすけた
湯沸
(
ゆわ
)
かしは、お
勝手
(
かって
)
もとの
冷
(
つめ
)
たい
板
(
いた
)
の
間
(
ま
)
に
置
(
お
)
かれたときに、お
竹
(
たけ
)
はその
湯沸
(
ゆわ
)
かしを
見
(
み
)
て、かわいそうになりました。
人間と湯沸かし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
まれに、お
勝手
(
かって
)
道具
(
どうぐ
)
や
農具
(
のうぐ
)
などをならべたものがあったけれど、スケートのくつをおくような
店
(
みせ
)
は、
見
(
み
)
つかりませんでした。
緑色の時計
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
夜
(
よ
)
は、ついに、ねこは
帰
(
かえ
)
ってきませんでした。そして、
二日
(
ふつか
)
めの
晩
(
ばん
)
に、
勝手
(
かって
)
もとで、ねこの
泣
(
な
)
く
声
(
こえ
)
がしたのであります。
小ねこはなにを知ったか
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正
(
しょう
)
ちゃんは、お
勝手
(
かって
)
もとへいってみました。ガスに
火
(
ひ
)
がついて、お
汁
(
しる
)
のなべが、かかっていました。そこにもお
母
(
かあ
)
さんは、いらっしゃいません。
お母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのうちに、くぐり
門
(
もん
)
の
戸
(
と
)
が
開
(
ひら
)
くと、ぼろぐつを、
玄関口
(
げんかんぐち
)
の
敷石
(
しきいし
)
に
突
(
つ
)
っかけるようにして、
引
(
ひ
)
きずりながら、
勝手
(
かって
)
の
方
(
ほう
)
へまわった
音
(
おと
)
がしました。
金歯
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
勝
常用漢字
小3
部首:⼒
12画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“勝手”で始まる語句
勝手口
勝手元
勝手許
勝手向
勝手次第
勝手元迄
勝手気儘
勝手称
勝手過
勝手三眛