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楆
ふりがな文庫
“楆”の読み方と例文
読み方
割合
かなめ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かなめ
(逆引き)
お島は
楆
(
かなめ
)
と
欅
(
けやき
)
の木とで、二重になっている
外囲
(
そとがこい
)
の
周
(
まわり
)
を、
其方
(
そっち
)
こっち廻ってみたが、何のこともなかった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
勝手
(
かって
)
に屋敷の中を通る小学校通いの子供の草履ばた/\で驚いて朝寝の
眠
(
ねむり
)
をさましたもので、
乞食
(
こじき
)
物貰
(
ものもら
)
い話客千客万来であったが、今は屋敷中ぐるりと竹の四ツ
目籬
(
めがき
)
や、
楆
(
かなめ
)
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
両側を
楆
(
かなめ
)
かなにかの生籬にしてあるのはいゝとして、狭い靴脱から、もう縁板がいやに拭き光りがしてをり、廊下を踏んでゆくと、茶黒い
光沢
(
つや
)
を帯びたものが
韈
(
くつした
)
を吸ひとるやうにひつぱるのである。
薄暮の貌
(新字旧仮名)
/
飯田蛇笏
(著)
楆(かなめ)の例文をもっと
(5作品)
見る
楆
部首:⽊
13画
“楆”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
飯田蛇笏
徳冨蘆花
徳田秋声
高浜虚子