僕は芸術界の絶対の自由を求めている。従って、芸術家の PERSOENLICHKEIT(人格)に無限の権威を認めようとするのである。
そしてやがて、ジヨン・モストの『自由』によつて、無政府主義者としての自覚を得、更にアメリカの最上知力者によつて、無政府主義の思想を学びはじめた。
近頃自由と読もうとしたことから生じた誤った解釈についてはシャルル・アンドレルが Pages libres「自由なページ」誌(一九〇五年七月八日)に発表した一論文を参照。
絶対の自由を要求する僕の態度が間違っていれば、そこから起って来る僕の考索はすべて無価値のものとなってしまうわけである。しかし、これは間違いようのない事に属している。