“泉州”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんしゅう86.7%
せんしう13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治七年の四月になって河野は大阪から泉州せんしゅうの貝塚へ移り住んだ。その時分から彼の敬神のかんがえは非常に突きつめたものになっていた。
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
京阪の迷信とともに、畿内きないの迷信もあわせて述べておこうと思う。まず、泉州せんしゅう堺市の南宗寺という寺に利休の碑があるそうだ。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
たづね出さんと又々諸國しよこくへ手をまはされけれ共靱負の在家ありか少しも知ず其中そのうち西國へ差出さしいだされたる探索たんさくの者より靱負は泉州せんしうさかひにて入水じゆすゐせしと云事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「お心付きはございませんか、私と妹は、泉州せんしう堺の住人、いはひ圓之丞の娘——」