“みめよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
25.0%
眉目好25.0%
眉目妍25.0%
眉目美25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さればイフィジェニアはそのみめよきがために泣き、かゝる神事じんじを傳へ聞きたる賢者愚者をしてまた彼の爲に泣かしむ 七〇—七二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
人知らぬ思ひに心をやぶりて、あはれ一山風ひとやまかぜに跡もなき東岱とうたい前後ぜんごの烟と立ち昇るうらわか眉目好みめよ處女子むすめは、年毎としごとに幾何ありとするや。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
ここに語り出す懺悔噺を聴くと、当主の祖父が未だ在世の頃、手廻りの侍女こしもとにお住と云う眉目妍みめよい女があって、是に主人が手をつけて何日いつかお住は懐妊の様子、これをその奥様即ちこの隠居が悟って
お住の霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
無数の白粉の女の中には眉目美みめよいのも稀にあって、中には、もう四十にちかい容貌に、鉄漿かねを黒々つけ、比丘尼頭巾びくにずきんにくるまって、夜寒をかこち顔でいるなど
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)