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妍
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かおよ
ふりがな文庫
“
妍
(
かおよ
)” の例文
といいかけてまず
微笑
(
ほほえ
)
みぬ。
年紀
(
とし
)
は
三十
(
みそじ
)
に近かるべし、色白く
妍
(
かおよ
)
き女の、目の働き
活々
(
いきいき
)
して
風采
(
とりなり
)
の
侠
(
きゃん
)
なるが、
扱帯
(
しごき
)
きりりと
裳
(
もすそ
)
を深く、
凜々
(
りり
)
しげなる
扮装
(
いでたち
)
しつ。
清心庵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
胸張り肩
聳
(
そび
)
えたる士官の、まだ
維廉
(
ウィルヘルム
)
一世の
街
(
まち
)
に臨める窓に
倚
(
よ
)
りたもう頃なりければ、さまざまの色に飾り成したる礼装をなしたる、
妍
(
かおよ
)
き
少女
(
おとめ
)
の
巴里
(
パリ
)
まねびの
粧
(
よそお
)
いしたる
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
坊主には候わず、出家には
侍
(
はんべ
)
らじ。と、波風のまぎれに声高に申ししが、……船助かりし
後
(
あと
)
にては、婦人の
妍
(
かおよ
)
きにつけ、あだ心ありて言いけむように、色めかしくも聞えてあたり
恥
(
はずか
)
し。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
妍
漢検1級
部首:⼥
7画
“妍”を含む語句
嬋妍
妍々
妍媚
妍麗
鮮妍
妍姿傷
妍爛
妍美
妍艶
妍華
妍醜瞭然
妍雅
嬋妍窈窕
眉目妍
繊妍