“窻”の読み方と例文
読み方割合
まど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏の夜、窻(まど)の外にいつも青蝿のジイジイという悠長な叫びを聞くが、これはきっと宮守(やもり)に食われたのだろう。わたしは前には一向そんなことに気を留めなかった。
兎と猫 (新字新仮名) / 魯迅(著)
まだ維廉(ヰルヘルム)一世の街に臨める窻(まど)に倚り玉ふ頃なりければ、樣々の色に飾り成したる禮裝をなしたる、妍(かほよ)き少女の巴里まねびの粧したる、彼も此も目を驚かさぬはなきに
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
窻(まど)の硝子越(がらすご)しに海上(かいじやう)を眺(なが)めると、電光艇(でんくわうてい)は星(ほし)の光(ひかり)を浴(あ)びて悠然(いうぜん)と波上(はじやう)に浮(うか)んで居(を)る、あゝ此(この)艇(てい)もかく竣成(しゆんせい)した以上(いじやう)は、今(いま)から一週間(いつしゆうかん)か、十日(か)以内(いない)には、萬端(ばんたん)の凖備(じゆんび)を終(をは)つて