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麗
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うらゝか
ふりがな文庫
“
麗
(
うらゝか
)” の例文
この
辺
(
へん
)
はもう春と
云
(
い
)
つても
汚
(
きたな
)
い
鱗葺
(
こけらぶき
)
の
屋根
(
やね
)
の上に
唯
(
た
)
だ
明
(
あかる
)
く日があたつてゐると
云
(
い
)
ふばかりで、
沈滞
(
ちんたい
)
した
堀割
(
ほりわり
)
の水が
麗
(
うらゝか
)
な青空の色を
其
(
そ
)
のまゝに映してゐる
曳舟通
(
ひきふねどほ
)
り。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
東山遊覧客も日一日と殖えて来て、前の坂を上下する人の下駄の音や車の響も、終日
長閑
(
のどか
)
に
麗
(
うらゝか
)
に聞えた。向ひの瓢箪屋で絶間なく客を呼ぶ声も、恰も鳥の高音を張るやうに景気づいて居た。
世の中へ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
と
手
(
て
)
を
當
(
あ
)
てたが、
近々
(
ちか/″\
)
と
見合
(
みあは
)
せた、
麗
(
うらゝか
)
な
瞳
(
ひとみ
)
の
楯
(
たて
)
にも
成
(
な
)
れとか。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
麗
常用漢字
中学
部首:⿅
19画
“麗”を含む語句
美麗
華麗
綺麗
秀麗
高麗
高麗人
高句麗
艶麗
鮮麗
麗人
麗々
高麗縁
高麗焼
高麗橋
繊麗
艷麗
麗朗
麗姫
小綺麗
端麗
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