“こひぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
戀路62.5%
小肘12.5%
小肱12.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戀人こひゞとそのうるはしい光明ひかりで、戀路こひぢやみをもらすといふ。またこひめくらならば、よるこそこひには一だん似合にあはず
物のわけをもしらぬ者ども、小肘こひぢつかんで引立ひつたて、車一両に二三人づゝ引のせ奉るさへに、若君姫君の御事さま、さても/\といはぬ者なく、其身の事は不申、見物の貴賤もどつなき
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
……中にもたし女と申すは、聞えある美人、かつてはかりにも人にまみゆる事もなきを、あらけなき雑色共ざふしきどもに、小肱こひぢつかんで車に追ひ乗せらる。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うつるはうみこひぢのみ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)