小肱こひぢ)” の例文
……中にもたし女と申すは、聞えある美人、かつてはかりにも人にまみゆる事もなきを、あらけなき雑色共ざふしきどもに、小肱こひぢつかんで車に追ひ乗せらる。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)