“おびた”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それだからかねのいることおびただしい。定額では所詮しょせん足らない。尼寺のおばさん達が、表面に口小言くちこごとを言って、内心に驚歎きょうたんしながら、折々送ってくれる補助金を加えても足らない。
雲の中に含まれてゐるおびただしい電気が、それと一緒に結びつく為めに引くからだ。
「いや御覧のごとく乱雑な有様で」と言訳らしい返事をしたが、それをいとくちに、子供の世話の焼けて、おびただしく手のかかる事などをいろいろ宗助に話して聞かした。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)