“すつぱだか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
素裸71.4%
素裸体28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家も、屋敷も、商品も、二重にも三重にも抵當に入つて、この盆には、素裸すつぱだかはふり出されるか、首でもくゝるより外に、貫兵衞の行く場所は無かつたのでした。
で、はて亭主ていしゆが、のみけるためののみつて、棕櫚しゆろ全身ぜんしんまとつて、素裸すつぱだかで、寢室しんしつえんしたもぐもぐり、一夏ひとなつのうちに狂死くるひじにをした。——
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
うら田圃たんぼへ出て見るとおくはうの物置きの中に素裸体すつぱだかとしころ三十二三になるをとこ棒縛ぼうしばりになつてるのを見て、和尚をしやうおどろき、なか飛込とびこんでて、僧
詩好の王様と棒縛の旅人 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
素裸体すつぱだかにした上、後手に縛つてしめ殺したり、あるいは頭を割つたり、やす子の胸まではだけて殺していたりして何となくこの犯罪は、いわば変態的なエロティックな臭味を
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
アノなに素裸体すつぱだかで物置きの中に棒縛ぼうしばりになつてるものがあるが、あれはなんだね。亭「あれはなんで、旅人たびびとでございます。僧「なにを悪い事をしたのだえ。 ...
詩好の王様と棒縛の旅人 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)