“すっぱだか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
素裸68.4%
素裸体28.9%
全裸体2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眉山の家は本郷ほんごう春木町はるきちょうの下宿屋であった。学校から帰ると、素裸すっぱだかになって井戸の水を汲込くみこみつつ大きな声で女中を揶揄からかっていた。
裸体はだかズレがしているルンペン様だから恥かしい事はないよ。素裸体すっぱだかの方が気楽でいいんだ。ついで生命いのちの洗濯をさしてやろう。面白い話があるんだから……
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
と、どうだろう女だてらに、なぎさまで行くと着物を脱ぎ、全裸体すっぱだかになって海へ飛び込み、抜き手を切って泳ぎ出したじゃアないか。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
な、女は全裸体すっぱだかなのだ。月がそいつを照らしているのだ。グーッと手拭いで体を拭く。そんな時女ははずかし気もなく、片足を上へ持ち上げるのだ。とうとう我輩は呟いてしまった。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)