全裸体すっぱだか)” の例文
と、どうだろう女だてらに、なぎさまで行くと着物を脱ぎ、全裸体すっぱだかになって海へ飛び込み、抜き手を切って泳ぎ出したじゃアないか。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
な、女は全裸体すっぱだかなのだ。月がそいつを照らしているのだ。グーッと手拭いで体を拭く。そんな時女ははずかし気もなく、片足を上へ持ち上げるのだ。とうとう我輩は呟いてしまった。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)