“全裸体”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まるはだか83.3%
すっぱだか16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あれは何事でございますか! 若い乙女の身をもって、一糸もまとわぬ全裸体まるはだかで、あのような所におられましたのは?」
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
アット思う間もなく飛び退いてみると、そこにはタッタ今奪い取ったばかりの旋条銃ライフルを構えた、全裸体まるはだかの女が、物凄い見幕で立ちはだかっている。
キチガイ地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
と、どうだろう女だてらに、なぎさまで行くと着物を脱ぎ、全裸体すっぱだかになって海へ飛び込み、抜き手を切って泳ぎ出したじゃアないか。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
な、女は全裸体すっぱだかなのだ。月がそいつを照らしているのだ。グーッと手拭いで体を拭く。そんな時女ははずかし気もなく、片足を上へ持ち上げるのだ。とうとう我輩は呟いてしまった。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)