“生肌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまはだ40.0%
いきはだ20.0%
きはだ20.0%
ナマハダ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白緑びゃくろく斑点はんてんがまるで龍のからだのように見えた。がれた幹の生肌なまはだ二尺あまりのあとへ、墨の文字がながれにじんでいるのを見つめていると、木の生命いのちが感じられてくる。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
盜食ぬすばみに生肌いきはだをこそ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
何時のまに如何なる機械によって、かくもすべすべとなまなまと、木地もあらわにめくられ引きむしられたかそれはわからぬ。その生肌きはだが目をつむって来る、仰向いて、観念して。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
生肌ナマハダの木の香くゆれる
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)