“両肌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もろはだ63.6%
りょうはだ18.2%
りやうはだ9.1%
りようはだ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芸者が両肌もろはだ抜いで化粧している処や、お客が騒いでいる有様までが、垣根や板塀を越しあるいは植込の枝の間を透して円見得まるみえに見通される。
夏すがた (新字新仮名) / 永井荷風(著)
さればいよいよ湯上りの両肌りょうはだ脱ぎ、うちつぶれようが地面が裂けようが、われかんせずえんという有様、身も魂も打込んで鏡に向う姿に至っては、先生は全くこれこそ
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
どうか洋行の一つもせて、指折の人物にたいと考へてゐるくらゐ、だ未だこれから両肌りようはだを脱いで世話をしなければならんお前の体だ、なう
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)