“はにふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丹生12.5%
埴土12.5%
埴生12.5%
波邇布12.5%
波邇賦12.5%
羽入12.5%
赤土12.5%
黄土12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「東路の、丹生はにふの小屋のいぶせきに、古郷如何に恋しかるらん」
武士を夷ということの考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
この歌の近くに、清江娘子すみのえのおとめという者が長皇子にたてまつった、「草枕旅行く君と知らませばきし埴土はにふににほはさましを」(巻一・六九)という歌がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
山ふかき埴生はにふの花をたまたまも訪ひし貴人うまびと内へと申せ
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
波邇賦はにふに到りまして、難波の宮を見けたまひしかば、その火なほえたり。ここにまた歌よみしたまひしく
麻布あざぶの伯父さんも結構さ。先輩の羽入はにふさんもそれや頼みにはなるだらうが、もうあれから三月、どつちからも口らしい口はかかつて来ないぢやないか。この上、何を待つてるんだい。
長閑なる反目 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
彼方をちかた赤土はにふ小屋をやこさめとこさへれぬ身に我妹わぎも 〔巻十一・二六八三〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
解衣ときぎぬの恋ひ乱れつつ浮沙うきまなご浮きても吾はありわたるかも」(巻十一・二五〇四)、「白細砂しらまなご三津の黄土はにふの色にいでて云はなくのみぞ我が恋ふらくは」(同・二七二五)等の中には、「浮沙」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)