“まつち”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マツチ
語句割合
待乳39.1%
燐寸26.1%
真土13.0%
寸燐13.0%
眞土4.3%
眞乳4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここからでは顔までしかと見えませんが、今向うの垣根越しにヒョイと見ると、どうでしょう! ありゃ待乳(まつち)の多市ですぜ
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
屋臺店を稍(やゝ)大きくした程の停車場(ステーシヨン)を通り拔けると、小池は始めて落ちついた心持ちになつたらしく、燐寸(まつち)を擦(す)つてゆツたりと紙卷煙草(かみまきたばこ)を吹かした。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「おのれ、ぬけぬけと口をふいたそのいい訳、たとえ、仮面(めん)の一事はどうであろうと、金吾にとれば真土(まつち)の黒髪堂での不覚もある。武士の意気地としても、汝を助けておくわけにはまいらぬ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人の女房にだけはならずにゐて下されと異見を言はれしが、悲しきは女子(をなご)の身の寸燐(まつち)の箱はりして一人口(ひとりぐち)過(すぐ)しがたく、さりとて人の台処を這ふも柔弱の身体(からだ)なれば勤めがたくて
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
玄土(くろつち)は眞土(まつち)ならねば水入れて深くぬめるなし早稻田(わさだ)根づかず
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
ほのぬくみ明(あか)る眞土(まつち)や追ひぬけて鼠見はなち猫のころぶす
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
外(はづ)し給ふとは卑怯(ひけふ)なりと手引袖引萬八樓の棧橋(さんばし)より家根船に乘込(のりこま)せしが折節揚汐(あげしほ)といひ南風なれば忽ち吾妻橋をも打越え眞乳(まつち)沈(しづ)んで梢(こずゑ)乘込(のりこむ)と彼端唄(かのはうた)に謠(うたは)れたる山谷堀より一同船を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)