“はげし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
烈33.3%
激27.3%
劇15.2%
厲6.1%
燥烈6.1%
強烈3.0%
絶急3.0%
繁3.0%
頻繁3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ば懸(かけ)たりける折節(をりふし)山風烈(はげし)くして炎(ほのほ)は所々へ燃移(もえうつ)れば三十一人の小賊共スハ大變(たいへん)なりと慌騷(あわてさわ)ぐも毒(どく)酒に五體の利(きか)ざれば憐(あは)れむべし一人(ひとり)も殘らず燒燗(やけたゞれ)て死亡(しばう)に及ぶを強惡(がうあく)の三人は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
席上は入乱れて、ここを先途(せんど)と激(はげし)き勝負の最中なれば、彼等の来(きた)れるに心着きしは稀(まれ)なりけれど、片隅に物語れる二人は逸早(いちはや)く目を側(そば)めて紳士の風采(ふうさい)を視(み)たり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
奥の方(かた)なる響動(どよみ)の劇(はげし)きに紛れて、取合はんともせざりければ、二人の車夫は声を合せて訪(おとな)ひつつ、格子戸を連打(つづけうち)にすれば、やがて急足(いそぎあし)の音立てて人は出(い)で来(き)ぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
〈公孫瓚(こうそんさん)辺警を聞くごとに、すなわち色を厲(はげし)くし気を作して、讎に赴くがごとし、かつて白馬に乗り、また白馬数十匹を揀(えら)び、騎射の士を選ぶ、号(な)づけて白馬義従と為(な)す、以て左右翼と為して
筩(つゝ)の口に手をあてゝこゝろむるに少しく風をうくるのみ。発燭(つけぎ)の火を翳(かざ)せば忽然(こつぜん)としてもゆることはじめの如し。主(あるじ)の翁(おきな)が曰、この火夜は昼(ひる)よりも燥烈(はげし)く、人の顔(かほ)青(あを)くみゆるといへり。
と言ふより早く、智恵子の手は突然(いきなり)男の肩に捉つた。強烈(はげし)い感動が、女の全身に溢れた。強く/\其顔を男の二の腕に摩(こす)り付けて
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
強烈(はげし)い肉の快楽(たのしみ)を貪つた後の浅猿(あさま)しい疲労(つかれ)が、今日一日の苛立つた彼の心を愈更(いやさら)に苛立たせた。『浅猿しい、浅猿しい!』と、彼は幾度か口に出して自分を罵つた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
子を産(うみ)つける所はかれが心にありて一定(いちぢやう)ならずといへども、千曲(ちくま)と魚野(うをの)の両(りやう)河の合(がつ)する川口といふより沙(すな)に小石のまじるゆゑ、これよりをおのれが産(うむ)所とし、流(なが)れの絶急(はげし)からぬ清き流水(りうすゐ)の所に産(うむ)也。
それから、繁(はげし)い往来(ゆきき)が始まって、そうしているうちにいつしか二人は、互いに相手の理智と聰明さに惹(ひ)かれてしまったのである。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
こう思うにつけても、張教仁は、どうしてももう一度紅玉(エルビー)を手に入れたいと焦(あせ)るのであった。彼はそれから尚頻繁(はげし)く、北京(ペキン)の内外をさがし廻った。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)