“С”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
50.0%
エス50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ВОКСの二階にノヴァミルスキーを訪ねると、彼の机のわきにまだ若い一人の日本の男が腰かけていた。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ВОКСは、こういう人にモスクヷ滞在の便宜をはかる、組織であるはずなのだ。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
それはロシア文字ではСエスだから、それ一つを飾り文字としては淋しすぎるのだった。店員と素子とは、飾文字の様式を集めたカタログをひろげて見ている。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
鉛筆をとっていろいろ書いてみているうちに、二つのСエスが、一つは大きく、もう一つは小さく、大きいСエスにひっかかって鎖の破片のように組合わされている形を見つけ出した。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)