『羊羹』
新太郎はもみぢといふ銀座裏の小料理屋に雇はれて料理方の見習をしてゐる中、徴兵にとられ二年たつて歸つて來た。然し統制後の世の中一帶、銀座界隈の景況はすつかり變つてゐた。 仕込にする物が足りないため、東京中の飮食店で毎日滯りなく客を迎へることの …
著者 | 永井荷風 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「勲章」扶桑書房、1947(昭和22)年5月10日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約11分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約18分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
食
先
能
窮
冷
此方
今日
食
當
生家
潜門
沸
岐路
分
鰺
飯櫃
觸
便
入
取次
忙
土産
柾木
年月
串
何故
貼
諦
誰
後
親
葉書
元
日避
界隈
姐
燈影
灯
剩錢
淀
札束
善惡
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