“食(あ)” の例文
かれその御子を、その大神の宮を拜(をろが)ましめに遣したまはむとする時に、誰を副(たぐ)へしめば吉(え)けむとうらなふに、ここに曙立(あけたつ)八の王卜(うら)に食(あ)へり九。
「君がお食(あ)がりなさるなら、下宿を出ると二三軒先にありますよ。行つてさう言つたらいいでせう。」
蒼白き巣窟 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
『あれ、これが、欲しいんでございますか。これは、坊ッちゃまの食(あ)がるような物じゃございませんよ。オヤ、お泣きなさいますね。じゃ、置いて参りましょう。玩具(おもちゃ)になさいましよ』
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)