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在
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あ
ふりがな文庫
“
在
(
あ
)” の例文
当時、皇后陛下で
在
(
あ
)
らせられた皇太后様は、毎年文展に行啓あらせられ、殊のほか絵画に御興深くあらせられるように拝されました。
画筆に生きる五十年:――皇太后陛下御下命画に二十一年間の精進をこめて上納――
(新字新仮名)
/
上村松園
(著)
つとに祖父の風ありといわれた
騎射
(
きしゃ
)
の名手で、数年前から
騎都尉
(
きとい
)
として西辺の
酒泉
(
しゅせん
)
・
張掖
(
ちょうえき
)
に
在
(
あ
)
って
射
(
しゃ
)
を教え兵を練っていたのである。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
澤は、自分と同じような恵まれない境遇に
在
(
あ
)
る養子に対して、素直な同情は
先
(
せん
)
から持っていたが、恋らしい心持は最近までなかった。
九月一日
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
私の見つめている豪奢悦楽は地上に
在
(
あ
)
り得ず、歴史的にも在り得ず、ただ私の生活の後側にあるだけだ。背中合せに在るだけだった。
いずこへ
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
彼の本舞台は、降霊術の暗闇の世界に
在
(
あ
)
ったのだ。悪魔の触手は、遠くから近くへと、徐々に我が黒川博士の身辺に迫って来たのだ。
悪霊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
こゝでは、誰と成績を競ふこともなく、伊藤も、ばア様も、川島舎監長も、下駄屋の亭主もゐなかつた。
在
(
あ
)
るものは
唯
(
たゞ
)
解放であつた。
途上
(新字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
日本のほかに、そういう大きな国々もほんとに
在
(
あ
)
るのだということを——漠然とではあるが——一般に知られかけてきた時代である。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
權「お前辛抱しなよ、お女郎買におっ
溺
(
ぱま
)
ってはいかねえよ、国と違ってお女郎が方々に
在
(
あ
)
るから、随分身体を
大事
(
でえじ
)
にしねば成んねえ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
敬太郎の考えではこれから浅草橋へ出る間には、一軒や二軒の易者はあるだろう。もし
在
(
あ
)
ったら何でも構わないから入る事にしよう。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
庭中
(
ていちゆう
)
池のほとりに智勇の良将宇佐美駿河守
刃死
(
じんし
)
の
古墳
(
こふん
)
在
(
あ
)
りしを、先年牧之老人
施主
(
せしゆ
)
として
新
(
あらた
)
に
墓碑
(
ぼひ
)
を
建
(
たて
)
たり。
不朽
(
ふきう
)
の
善行
(
ぜんぎやう
)
といふべし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
屏風
(
びょうぶ
)
とか
双六盤
(
すごろくばん
)
とかは、もとは
京鎌倉
(
きようかまくら
)
の家々だけに
在
(
あ
)
るもので、ひさしく名はきいて見たことのないという女や子どもが多かった。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
郷愁は
在
(
あ
)
るものを思慕する情をいうのである。再び見るべからざるものを見ようとする心は、これを名づけてそも何と言うべき
歟
(
か
)
。
草紅葉
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
今朝は日曜なれば家に
在
(
あ
)
れど、心は楽しからず。エリスは
床
(
とこ
)
に
臥
(
ふ
)
すほどにはあらねど、
小
(
ち
)
さき
鉄炉
(
てつろ
)
の
畔
(
ほとり
)
に
椅子
(
いす
)
さし寄せて言葉すくなし。
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
法然が小松殿の御堂に
在
(
あ
)
った時、元久元年三月十四日律師が訪ねて行った。法然は
後戸
(
しりど
)
に出迎えて、
懐
(
ふところ
)
から一巻の書を取り出して
法然行伝
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
吟味
(
ぎんみ
)
せしに殘金十一兩
餘
(
よ
)
在
(
あ
)
りたり是を思へば文右衛門
盜賊
(
たうぞく
)
でなき事は
明白
(
めいはく
)
なり
斯程
(
かほど
)
に證據ある上は汝何程陳ずる共
詮
(
せん
)
なき事ぞ
痛
(
いた
)
き思ひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
腐敗
(
くさ
)
り易き盛りと云い
殊
(
こと
)
に我国には仏国
巴里府
(
ぱりふ
)
ルー、モルグに
在
(
あ
)
る如き死骸陳列所の設けも無きゆえ
何時
(
いつ
)
までも
此儘
(
このまゝ
)
に捨置く可きに非ず
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
凡
(
す
)
べて
神聖
(
しんせい
)
な
物
(
もの
)
の
終
(
はて
)
は
悦
(
よろこび
)
に
在
(
あ
)
る。われらが
主
(
しゆ
)
の
君
(
きみ
)
はこの
紅
(
あか
)
い
茨
(
いばら
)
の
上
(
うへ
)
に、このわが
口
(
くち
)
に、わが
貧
(
まづ
)
しい
言葉
(
ことば
)
にも
宿
(
やど
)
つていらせられる。
浮浪学生の話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
船室に
在
(
あ
)
りて
憂目
(
うきめ
)
に
遭
(
あ
)
いし
盲翁
(
めくらおやじ
)
の、この
極楽浄土
(
ごくらくじょうど
)
に
仏性
(
ほとけしょう
)
の恩人と
半座
(
はんざ
)
を分つ
歓喜
(
よろこび
)
のほどは、
著
(
しる
)
くもその
面貌
(
おももち
)
と挙動とに
露
(
あらわ
)
れたり。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
今日われわれが
在
(
あ
)
るところの緯度は北緯八十度五十二分で、これはすなわち氷群に南からの強い潮流がまじっていることを示すのである。
世界怪談名作集:09 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
かの女はそういうものが
稀
(
まれ
)
にはかの女の
遠方
(
えんぽう
)
に
在
(
あ
)
るのを感じる。
然
(
しか
)
し遠いものは遠いものとして
遥
(
はる
)
かに尊敬の念を送って居たい。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
决
(
けつ
)
して
愚
(
おろか
)
なる
船長
(
せんちやう
)
の
言
(
い
)
ふが
如
(
ごと
)
き、
怨靈
(
おんれう
)
とか
海
(
うみ
)
の
怪物
(
ばけもの
)
とかいふ
樣
(
やう
)
な
世
(
よ
)
に
在
(
あ
)
り
得可
(
うべ
)
からざる
者
(
もの
)
の
光
(
ひかり
)
ではなく、
緑
(
りよく
)
、
紅
(
こう
)
の
兩燈
(
りようとう
)
は
確
(
たしか
)
に
船
(
ふね
)
の
舷燈
(
げんとう
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「お前たちに見せてやりたかったなあ。その仲の
良
(
え
)
え事というものは……お前たちは人間に生れながら新婚旅行なんてした事あ
在
(
あ
)
るめえ」
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
彼の出で
来
(
きた
)
る、継嗣論その
楔子
(
せっし
)
たる疑うまでもなし。当時
位
(
くらい
)
を
極
(
きわ
)
め、
驕
(
おご
)
りを極め、徳川の隆運を極めたる
家斉
(
いえなり
)
の孫家定、将軍の位に
在
(
あ
)
り。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
建文二年(1400)よりタメルランはオットマン帝国を攻めしが、外に
在
(
あ
)
る五年にして、永楽二年(1404)サマルカンドに
還
(
かえ
)
りぬ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
この三上に
在
(
あ
)
る間はわれわれは他の仕事をしたくてもできない。しかしまた一方から見ると非常に自由な解放されたありがたい境地である。
路傍の草
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「われわれが教育読本のために求めるのは、背後になんら正しからぬものを
匿
(
かく
)
しておらぬ率直な物語のもつ
真
(
まこと
)
のうちに
在
(
あ
)
る清浄無垢である」
『グリム童話集』序
(新字新仮名)
/
金田鬼一
(著)
私
(
わたし
)
は
其時
(
そのとき
)
正
(
まさ
)
に、
日本國
(
にほんこく
)
といふ
範圍内
(
はんゐない
)
に
在
(
あ
)
つては、
同郷
(
どうきやう
)
、
同藩
(
どうはん
)
、
同縣
(
どうけん
)
などいふ
地方的偏見
(
ちはうてきへんけん
)
から
離脱
(
りだつ
)
したコスモポリタンであつた。
桜と狆と愛国心:コスモポリタンの心理
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
感傷の
在
(
あ
)
りかたが、諦念に到達する過程が、心境の動きが、あきらかに公式化せられています。かならずお手本があるのです。
風の便り
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
殊
(
こと
)
に変わったのは梅子に対する
挙動
(
ふるまい
)
で、時によると「馬鹿者! 死んで
了
(
しま
)
え、
貴様
(
きさま
)
の
在
(
あ
)
るお蔭で
乃公
(
おれ
)
は死ぬことも出来んわ!」
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
JOAKのある
愛宕山
(
あたごやま
)
は、東京の中心、丸の内を、僅かに南に寄ったところに
在
(
あ
)
った。それは山というほど高いものではない。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
吉野にばかり
在
(
あ
)
ったのでなく、皇居はしばしば移っていること、また京方の諸院が、吉野朝の皇居に軒を並べて
御座
(
ござ
)
あったこともあるのは
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
冬
(
ふゆ
)
の
季節
(
きせつ
)
に
埃
(
ほこり
)
を
捲
(
ま
)
いて
來
(
く
)
る
西風
(
にしかぜ
)
は
先
(
ま
)
づ
何處
(
どこ
)
よりもおつぎの
家
(
いへ
)
の
雨戸
(
あまど
)
を
今日
(
けふ
)
も
來
(
き
)
たぞと
叩
(
たゝ
)
く。それは
村
(
むら
)
の
西端
(
せいたん
)
に
在
(
あ
)
るからである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
又彼の妻としても、一度に三四十円も出す力は持って居なかった。従って一疋六十円以上もする大島は、当然譲吉夫婦の購買力の上に
在
(
あ
)
った。
大島が出来る話
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
こらえ
性
(
しょう
)
というものが全くなく、怒りだすと手がつけられない。身のまわりに
在
(
あ
)
るものなら
飯櫃
(
めしびつ
)
でも、金魚鉢でも手あたり次第に投げつける。
南方郵信
(新字新仮名)
/
中村地平
(著)
四六
版
(
ばん
)
から四六
倍
(
ばい
)
の雑誌に
移
(
うつ
)
る
迄
(
まで
)
には
大分
(
だいぶ
)
沿革
(
えんかく
)
が有るのですが、今は
能
(
よ
)
く覚えません、
印刷所
(
いんさつじよ
)
も
飯田町
(
いひだまち
)
の
中坂
(
なかさか
)
に
在
(
あ
)
る
同益社
(
どうえきしや
)
と
云
(
い
)
ふのに
易
(
か
)
へて
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
そして、それが出来上ると
其
(
その
)
翌日、七里も
先方
(
さき
)
に
在
(
あ
)
る
牧場
(
まきば
)
へ庄吉をつれて行つて、豚の
仔
(
こ
)
を
一番
(
ひとつがひ
)
荷車に乗せて運んで来た。
新らしき祖先
(新字旧仮名)
/
相馬泰三
(著)
「能う限り罪の少なからんことこそ、人の法なれ。全く罪の無きは天使の夢想なり。地上に
在
(
あ
)
りと在るものは皆罪を伴う。罪は一の引力なり。」
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
と、
是
(
これ
)
は
可
(
よ
)
く
言
(
い
)
つた
語
(
ことば
)
です、
智者
(
ちしや
)
、
哲人
(
てつじん
)
、
若
(
も
)
しくは
思想家
(
しさうか
)
たるものゝ、
他人
(
たにん
)
に
異
(
ことな
)
る
所
(
ところ
)
の
點
(
てん
)
は、
即
(
すなは
)
ち
此
(
こゝ
)
に
在
(
あ
)
るのでせう、
苦痛
(
くつう
)
を
輕
(
かろ
)
んずると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
に。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
唇は微笑んで「
MR
(
ミスタ
)
・タチバナ、あなたは私を覚えていて下さるか?」とあの英国大使館で別れる時に微笑まれた
在
(
あ
)
りし日の
俤
(
おもかげ
)
そのままであった。
ナリン殿下への回想
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
ここでちょっと
申添
(
もうしそ
)
えて
置
(
お
)
きたいのは、
私
(
わたくし
)
の
修行場
(
しゅぎょうば
)
の
右手
(
みぎて
)
の
山
(
やま
)
の
半腹
(
はんぷく
)
に
在
(
あ
)
る、あの
小
(
ちい
)
さい
竜神
(
りゅうじん
)
の
祠
(
やしろ
)
のことでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
朕
黎元
(
れいぐわん
)
を
撫育
(
むいく
)
する
事
(
こと
)
梢
(
やや
)
に
年歳
(
とし
)
を経たり。
風化
(
ふうくわ
)
尚
(
なほ
)
壅
(
よう
)
して、
囹圄
(
れいご
)
未
(
いま
)
だ
空
(
むな
)
しからず。
通旦
(
よもすがら
)
寝
(
しん
)
を忘れて
憂労
(
いうらう
)
茲
(
ここ
)
に
在
(
あ
)
り。
頃者
(
このごろ
)
天
(
てん
)
頻
(
しきり
)
に
異
(
い
)
を
見
(
あら
)
はし、地
数
(
しばしば
)
震動す。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
そういう春次も信者の一人であり、その人相見の予言のとおりに、過去はもちろん現在の彼女の運命が
在
(
あ
)
るのであった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
又
(
また
)
吾
(
わ
)
が
敢
(
あへ
)
て
(五八)
横失
(
わういつ
)
して
能
(
よ
)
く
盡
(
つく
)
すの
難
(
かた
)
きに
非
(
あら
)
ざる
也
(
なり
)
。
凡
(
およ
)
そ
説
(
ぜい
)
の
難
(
かた
)
きは、
(五九)
説
(
と
)
く
所
(
ところ
)
の
心
(
こころ
)
を
知
(
し
)
つて
(六〇)
吾
(
わ
)
が
説
(
ぜい
)
を
以
(
もつ
)
て
之
(
これ
)
に
當
(
あ
)
つ
可
(
べ
)
きに
在
(
あ
)
り。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
お種や三吉の生れた小泉の家は、橋本の家とは十里ほど離れて、丁度この
谿谷
(
たに
)
の尽きようとするところに
在
(
あ
)
った。その家でお種は娘の時代を送った。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
もし神
在
(
あ
)
りとせば義者に患難を下し給うは
何故
(
なにゆえ
)
か——およそこれらの疑問が彼の心霊を圧倒すべく臨んだのである。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
燃えるような
眸
(
まなざし
)
で、
馬道裏
(
うまみちうら
)
の、路地の角に
在
(
あ
)
る柳の下に
佇
(
た
)
ったのは、
丈
(
せい
)
の高い歌麿と、小男の亀吉だった。亀吉は麻の葉の手拭で、
頬冠
(
ほおかぶ
)
りをしていた。
歌麿懺悔:江戸名人伝
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
全体私ども儀は尽忠報国の志士、依て今般御召に相応じ去る二月遙々上京仕り、皇命御尊載、夷侠攘斥の御英断承知仕り
度
(
た
)
き存志にて滞京
罷
(
まか
)
り
在
(
あ
)
り候。
新撰組
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
本来
宣教師
(
せんきょうし
)
にして久しく
函館
(
はこだて
)
に
在
(
あ
)
り、ほぼ日本語にも
通
(
つう
)
じたるを以て仏公使館の訳官となりたるが、これまた政府に
近
(
ちか
)
づきて利したること
尠
(
すく
)
なからず。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
印刷機械の
錆
(
さび
)
付きそうな会社の内部に
在
(
あ
)
って、利平達は、職長仲間の団体を
造
(
つく
)
って、この争議に最初の間は「公平なる中立」の態度を持すと声明していた。
眼
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
これこそ真に日本アルプスであると言って、帽子を振って、
躍
(
おど
)
り上っていたそうだ、その森林は今
安
(
いず
)
くに
在
(
あ
)
る。
上高地風景保護論
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
在
常用漢字
小5
部首:⼟
6画
“在”を含む語句
御在
存在
現在
在所
所在
在宅
実在
在處
在処
在家
在来
駐在所
不在
罷在
滞在
在世
散在
在々
在合
在郷
...