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『いずこへ』
ふりがな文庫
『
いずこへ
(
)
』
私はそのころ耳を澄ますようにして生きていた。もっともそれは注意を集中しているという意味ではないので、あべこべに、考える気力というものがなくなったので、耳を澄ましていたのであった。 私は工場街のアパートに一人で住んでおり、そして、常に一人であ …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説 第一巻第七号」1946(昭和21)年10月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約38分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
冷
(
つ
)
下
(
さが
)
厭
(
い
)
外
(
はず
)
惨
(
さん
)
疑
(
うたぐ
)
羞
(
はずか
)
附
(
ふ
)
傷
(
きずつ
)
堪
(
た
)
夜更
(
よふけ
)
失
(
な
)
如何
(
いかん
)
就
(
つい
)
徳利
(
とっくり
)
憂
(
うれ
)
於
(
お
)
為
(
ため
)
生
(
い
)
甲斐
(
がい
)
疾風
(
しっぷう
)
稀代
(
きたい
)
膿
(
う
)
訊
(
たず
)
距
(
へだた
)
迸
(
ほとば
)
三文
(
さんもん
)
亢奮
(
こうふん
)
仔細
(
しさい
)
代物
(
しろもの
)
余
(
よ
)
侮辱
(
ぶじょく
)
俺
(
おれ
)
傲然
(
ごうぜん
)
充
(
み
)
先
(
ま
)
凡
(
およ
)
刺戟
(
しげき
)
勿論
(
もちろん
)
却々
(
なかなか
)
厭
(
いや
)
反撥
(
はんぱつ
)
取手
(
とりで
)
口説
(
くど
)
可愛
(
かわい
)
各々
(
おのおの
)
吠
(
ほ
)
否
(
いな
)
否応
(
いやおう
)
呆気
(
あっけ
)
呉
(
く
)
呪
(
のろ
)
味噌
(
みそ
)
咎
(
とが
)
啄木
(
たくぼく
)
喚
(
わめ
)
噛
(
か
)
在
(
あ
)
執拗
(
しつよう
)
堕
(
お
)
境内
(
けいだい
)
壺
(
つぼ
)
外
(
ほか
)
外套
(
がいとう
)
多淫
(
たいん
)
太々
(
ふてぶて
)
太虚
(
たいきょ
)
如
(
ごと
)
妖婦
(
ようふ
)
婉曲
(
えんきょく
)
嫉妬
(
しっと
)
尖端
(
せんたん
)
尤
(
もっと
)
尻込
(
しりご
)
屑
(
くず
)
崖
(
がけ
)
左様
(
さよう
)
市井
(
しせい
)
希
(
ねが
)
幇間
(
ほうかん
)
廃頽
(
はいたい
)
廻
(
まわ
)
弗
(
ドル
)
当
(
あて
)
形骸
(
けいがい
)
彫
(
ほ
)
従妹
(
いとこ
)
復讐
(
ふくしゅう
)
心掛
(
こころがけ
)
悲愴
(
ひそう
)
惨
(
みじ
)
憑
(
つ
)
拠
(
よ
)
掃
(
は
)
掃除
(
そうじ
)
掣肘
(
せいちゅう
)
接吻
(
せっぷん
)
於
(
おい
)
旦那
(
だんな
)
朦朧
(
もうろう
)