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在
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ある
ふりがな文庫
“
在
(
ある
)” の例文
前にして遠く
房總
(
ばうそう
)
の山々を
望
(
のぞ
)
み南は
羽田
(
はねだ
)
の
岬
(
みさき
)
海上
(
かいじやう
)
に
突出
(
つきいだ
)
し北は
芝浦
(
しばうら
)
より淺草の
堂塔迄
(
だうたふまで
)
遙
(
はる
)
かに見渡し凡そ
妓樓
(
あそびや
)
の
在
(
ある
)
地
(
ち
)
にして此
絶景
(
ぜつけい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
所の
伝
(
つた
)
へに大なるを
時平
(
しへい
)
の塚とし、小なるを時平の
夫人
(
ふじん
)
の塚といふ。時平大臣夫婦の塚此地に
在
(
ある
)
べき
由縁
(
いはれ
)
なきことは論におよばざる
俗説
(
ぞくせつ
)
なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
兵法などをしへ如
在
(
ある
)
なき儀ニ御座候間、御見知り被成候て、以来、
被掛御目
(
おめかけられ
)
候ハヾ、可忝候、猶
重而
(
かさねて
)
可得御意候、恐惶謹言(原文のまま、句点)
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
汝は汝が天に
在
(
ある
)
を知らざるや、天は凡て聖にして、こゝに爲さるゝ事、皆熱き愛より出るを知らざるや 七—九
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
仮に
若
(
もし
)
、独逸人は飲料水の代りに
麦酒
(
ビール
)
を飲むさうだから我々もさうしようといふやうな事……とまでは無論行くまいが、些少でもそれに類した事があつては諸君の不名誉では
在
(
ある
)
まいか。
弓町より
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
私は決して節操を
涜
(
けが
)
すやうな弱い心は起しません、父の財産は不義の結果です、私は富める不義の家に悩める心を
抱
(
いだ
)
いて
在
(
ある
)
よりも、貧しき清き家に楽しき
団欒
(
だんらん
)
を望むで居るのです——銀子さん
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
正に今日でした、私は
彼
(
あの
)
はなれからペンとインキを持ち出して、彼
楓
(
かえで
)
の下の食卓に居られる皆さんの署名を記念の為に求めました。其手帳は今私の手近にあります。私は
開
(
あ
)
けて見ました。
皆
(
みな
)
在
(
ある
)
焉。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
聞
(
きゝ
)
暫
(
しば
)
し思案して申ける樣和尚は何と
思
(
おも
)
はるゝや
拙者
(
せつしや
)
大言
(
たいげん
)
を
吐
(
はく
)
に似たれども伊賀亮
程
(
ほど
)
の大才ある者久しく山中に
隱
(
かく
)
れて
在
(
ある
)
は
黄金
(
こがね
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
所の
伝
(
つた
)
へに大なるを
時平
(
しへい
)
の塚とし、小なるを時平の
夫人
(
ふじん
)
の塚といふ。時平大臣夫婦の塚此地に
在
(
ある
)
べき
由縁
(
いはれ
)
なきことは論におよばざる
俗説
(
ぞくせつ
)
なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
増
(
まし
)
種々
(
いろ/\
)
に手を
變
(
かへ
)
云
(
いひ
)
寄
(
よる
)
ゆゑ
夫
(
をつと
)
喜八と申者
在
(
ある
)
中
(
うち
)
は御心に從ひては女の道
立
(
たち
)
申さずと一
寸
(
すん
)
遁
(
のが
)
れに
云拔
(
いひぬけ
)
けるを或時粂之進
茶
(
ちや
)
を
汲
(
くま
)
せ
持來
(
もちきた
)
る其手を
捕
(
と
)
らへ是程までに其方を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
我国の鮏は初秋より北海を
出
(
いで
)
て
千曲川
(
ちくまかは
)
と
阿加川
(
あかかは
)
の
両大河
(
ふたつのだいが
)
に
泝
(
さかのぼ
)
る、これ其子を
産
(
うま
)
んとて也。
女魚
(
めな
)
に
男魚
(
をな
)
随
(
したがふ
)
てのぼる。
泝
(
さかのぼ
)
る事およそ五十余里、河に
在
(
ある
)
事およそ五か月あまり也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
在
常用漢字
小5
部首:⼟
6画
“在”を含む語句
御在
存在
現在
在所
所在
在宅
実在
在處
在処
在家
在来
駐在所
不在
罷在
滞在
在世
散在
在々
在合
在郷
...