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在
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あら
ふりがな文庫
“
在
(
あら
)” の例文
やがて
慇懃
(
いんぎん
)
に札を施し「
旦那
(
だんな
)
、失礼なこと伺ふ様ですが、失つ張り此の山の
人
(
かた
)
で
在
(
あら
)
つしやりますか」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
頼
(
たのみ
)
ける故七右衞門は委細
呑込
(
のみこみ
)
然る上は
佐
(
すけ
)
十郎樣郷右衞門樣とても
此方
(
こなた
)
に
在
(
あら
)
れては宜しからず御兄弟樣の御供して手前の方へ
御越
(
おこし
)
成
(
なさ
)
るべしとて
伴
(
ばん
)
建部
(
たてべ
)
夫婦の者も
倶
(
とも
)
に主從都合六人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
戀
(
こひ
)
」の
玉座
(
ぎよくざ
)
は、さはいへど、そこにしも
在
(
あら
)
じ、
空
(
そら
)
遠
(
とほ
)
く
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
「
左様
(
さやう
)
で御座りまするか」と老人は
膝
(
ひざ
)
の下まで
頭
(
かしら
)
を下げつ「先刻からお見受け申す所が、長左衛門様
生写
(
いきうつし
)
で
在
(
あら
)
つしやるから、
若
(
も
)
し
左様
(
さう
)
では
在
(
あら
)
つしやるまいかと考へましたので」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
出して
饗應
(
もてなし
)
けれども心
爰
(
こゝ
)
に
在
(
あら
)
ざれば見れども見えずの
道理
(
だうり
)
にて重四郎はお浪にのみ心を
奪
(
うば
)
はれ居たりし
故
(
ゆえ
)
打
(
うつ
)
石
(
いし
)
には
眼
(
め
)
も
止
(
とま
)
らず初めの
碁
(
ご
)
は
脆
(
もろ
)
く
負
(
まけ
)
けるに平兵衞は大に悦びて
手水
(
てうず
)
に
立
(
たち
)
しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
「恋」の
玉座
(
ぎよくざ
)
は、さはいへど、そこにしも
在
(
あら
)
じ、空遠く
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
「
伯母御様
(
をばごさま
)
は御達者で
在
(
あら
)
つしやりまするか、永らく御目通りも致しませぬが——」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
忘る
實
(
げ
)
に
蓬莱
(
ほうらい
)
の
仙境
(
せんきやう
)
も斯る
賑
(
にぎは
)
ひはよも非じと云ふべき
景況
(
ありさま
)
なれば萬八樓より
翦
(
それ
)
たる一同は
大門内
(
おほもんうち
)
山口巴
(
やまぐちともゑ
)
と云引手茶屋へ
躍
(
をど
)
り
込
(
こめ
)
ば是は皆々樣御
揃
(
そろ
)
ひで能うこそお
出
(
いで
)
在
(
あら
)
れしぞ先々二階へ
入
(
いら
)
つしやいと家内の者共
喋々
(
てふ/\
)
しき世事の中にも
親切
(
しんせつ
)
らしく
其所
(
そこ
)
よ
其所
(
こゝ
)
よと
妓樓
(
まがき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
在
常用漢字
小5
部首:⼟
6画
“在”を含む語句
御在
存在
現在
在所
所在
在宅
実在
在處
在処
在家
在来
駐在所
不在
罷在
滞在
在世
散在
在々
在合
在郷
...