“先之”の読み方と例文
読み方割合
さつき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それぢやその新聞が違つてゐるのだよ。阿父さんは先之(さつき)病院へ見舞にお出掛だから、間も無くお帰来(かへり)だらう。まあ寛々(ゆつくり)してお在(いで)な」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
何ともないものが、惘然(ぼんやり)考へたり、太息(ためいき)を吐(つ)いたりして鬱(ふさ)いでゐるものか。僕は先之(さつき)から唐紙(からかみ)の外で立つて見てゐたんだよ。病気かい、心配でもあるのかい。言つて聞(きか)したつて可いぢやないか
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)