トップ
>
在
>
いら
ふりがな文庫
“
在
(
いら
)” の例文
それはいけませんワ、父と、花房さんと、千種さんが
在
(
いら
)
っしゃるんです——エ? ——
謄本
(
コピー
)
は? 御存じない、どうしても——
女記者の役割
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
筆「其の
夜
(
よ
)
は頭巾を被って
在
(
いら
)
っしゃいましたからお顔は覚えませんがお声で存じて居ります、頂いたに相違ございません」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ほんとにねエ、
在
(
いら
)
しつたからとて、
是
(
こ
)
れと云ふ別段のことあるでも無いのだけれど」と、兼吉の老母も
首肯
(
うなづ
)
きつ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「でも、あなたは
些
(
ちっ
)
とも嬉しそうじゃありませんよ」青年が意味ありげに云った。「それ所かひどく屈託そうに見えますよ。あなたお酒でごまかそうとして
在
(
いら
)
っしゃるのでしょう」
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
治「左様でございますか、
併
(
しか
)
し未だお若いのにお
独身
(
ひとり
)
で
在
(
いら
)
っしゃるのは
惜
(
おし
)
い事で、まだ殿様は四十代でいらっしゃいましょう……へえ頂戴致します」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
昨夜
(
ゆうべ
)
も
阿父
(
おとつさん
)
と
阿母
(
おつかさん
)
と話して
在
(
いら
)
しつたんですよ、早く
其様
(
さう
)
決
(
き
)
めて松島様の方へ
挨拶
(
あいさつ
)
しなければ、
此方
(
こちら
)
も困まるし、
大洞
(
おほほら
)
の伯父さんも仲に立つて困まるからつて
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「お坊ちゃまが、冷たくなって
在
(
いら
)
っしゃいます」
葬送行進曲
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
これはお話が余事に
外
(
そ
)
れ恐れ入りましたが、左様な御気象をお持ち遊ばす方々で
在
(
いら
)
せられますから、ナニ暴風
怒濤
(
どとう
)
なんぞにビクとも為さる気遣いはない
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お熊も
興
(
きよう
)
がりて「其の方が
可
(
よう
)
御座んす、どうせ、
貴所
(
あなた
)
は
家内
(
うち
)
の人も同様で
在
(
いら
)
つしやるんですから」と言ふを「成程、其れが西洋式でがすかナ」と利八も笑ふ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「お嬢様は、唯今お屋敷に
在
(
いら
)
っしゃいますか」
女記者の役割
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
名代
(
みょうだい
)
部屋には
割床
(
わりどこ
)
を入れるという騒ぎで、イヤハヤお話になったものでございませんが、お客様がそれで御承知遊ばして
在
(
いら
)
っしゃるも不思議なものでげすな。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「お二階でピアノを弾いて
在
(
いら
)
っしゃいます」
葬送行進曲
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
何故
(
なぜ
)
私
(
わたし
)
の処をお尋ね下さいません、仙太郎親方も万年町の旦那さまも貴方の事ばかり申してお案じ遊ばして
在
(
いら
)
っしゃいますから、兎も角
私
(
わたくし
)
の処まで入っしゃいまし
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「では、
何方
(
どちら
)
に
在
(
いら
)
っしゃるのでしょう」
女記者の役割
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
僕などには
些
(
ちっ
)
とも分りませんで面白くありませんが、
彼
(
あ
)
のおりゅうさんなぞは柔和でね、何も
彼
(
か
)
も心得てゝ女らしく
在
(
いら
)
っしゃるのは、ありゃアちょっと出来ないて……
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「何を驚いて
在
(
いら
)
っしゃいます」
葬送行進曲
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
婢「鳶頭旦那様がお待ちかねですから、さアお上りなさい、お奥の
離座敷
(
はなれ
)
に
在
(
いら
)
っしゃるんですよ」
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
縁
(
ふち
)
だけ
取換
(
とりか
)
へて、
娑婆
(
しやば
)
の事が
写
(
うつ
)
る、
僕
(
ぼく
)
は
是
(
これ
)
だけ悪い事をしたなどと
云
(
い
)
つて
在
(
いら
)
ツしやいます。
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
筆「私がお迎いに出ようと思って居りました処で、大層にこ/\笑って
在
(
いら
)
っしゃいますね」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
嗜
(
すき
)
でございますから三度も続けて召上る位で、誠に大悦びで
在
(
いら
)
っしゃいました……
此品
(
これ
)
は誠に詰らんものでございますが、此のお菓子は
東京
(
とうけい
)
から参りましたから
何卒
(
どうぞ
)
召上って
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
正「
佐羽
(
さば
)
さんに誘われて慾張り
旁々
(
かた/″\
)
桐生へ
往
(
ゆ
)
きましたが、
一昨日
(
おとゝい
)
帰って松新で聞きますと、花魁が御病気で山谷のお寮に
在
(
いら
)
っしゃるという事ですから、早速お見舞いに出ましたので」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
頓と其の
行先
(
ゆくさき
)
が分りませんので、梨売重助も心配して、お手紙一本お寄越しなさらない訳はないのだが、旅で煩って
在
(
いら
)
っしゃるのではないかと案じられるから、
売卜者
(
うらないしゃ
)
に
占
(
み
)
て貰ったり
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ヘヽヽ
御冗談
(
ごじようだん
)
ばかり……へえ
成程
(
なるほど
)
……えゝ
予々
(
かね/″\
)
天下有名
(
てんかいうめい
)
のお
方
(
かた
)
で、
大人
(
たいじん
)
で
在
(
いら
)
つしやると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
は
存
(
ぞん
)
じて
居
(
を
)
りましたが、
今日
(
けふ
)
は
萬屋
(
よろづや
)
の
家
(
うち
)
へ
始
(
はじ
)
めて
往
(
ゆ
)
くのだから、
故意
(
わざ
)
と
裏口
(
うらぐち
)
からお
這入
(
はい
)
りになり
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
只今の華族さまは
開
(
ひら
)
けて
在
(
いら
)
っしゃいますから、
其様
(
そん
)
な野蛮な
刄物三昧
(
はものざんまい
)
などはございませんが、前次様は御勇気のお方だけあって、九尺柄の大身の槍をすっと繰出した時に、權六は不意を打たれ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
源「へえ何でげすか、余程お悪く
在
(
いら
)
っしゃいますんで」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
在
常用漢字
小5
部首:⼟
6画
“在”を含む語句
御在
存在
現在
在所
所在
在宅
実在
在處
在処
在家
在来
駐在所
不在
罷在
滞在
在世
散在
在々
在合
在郷
...